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2008年2月27日 (水)

ぷーたろー氏くろにくる<1ヶ月・ぷーたろー氏との出会い>

先日、押し入れを片付けておりましたら、
ぷーたろー氏が14年前、はじめてうちにきてからの
フィルムカメラによる写真をまとめたアルバムが出てまいりました。

デジカメのないころは、
現像にだすフィルムに残りがあったら、ぷーたろー氏を撮る。
という程度で、
いまのように気軽に、気の向くままにパシャパシャと
シャッターを切ることはありませんでした。
(そういえばいまどき、シャッターを切るってゆうのかな?)

もっと撮っとけばよかったなー。。。

いまや、いつでもどこでも、そしてだれにでも、
静止画どころか動画さえも気軽に記録できるようになりました。
そしてその気になれば、
こういったところで簡単にそういう画像や動画を
公開させていただくことさえ出来るようになりました。

ぷーたろー氏が生まれてからいままでの間にも、
時代はげしく変化しておりますのですね。



これから、ときおり、

「ぷーたろー氏くろにくる」

として、氏のいままでを年代順にふりかえってみたいとおもいます。




と、いうわけで、今日はぷーたろー氏1ヶ月ちょっと、
はじめてうちにきた頃のことでございます。




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「ここはどこ?」

親兄弟から離されて1週間くらい、
しっぽはこんなに細かったんですね。


ぷーたろー氏はあるブリーダーさんのところからうちにやってきました。

ことの始まりはワタクシ侍従2号の父のとんでもない行動でした。

と、いいますのも、侍従2号の父が、あろうことか、
家を抜け出して会社のガレージにしょっちゅうひとりで遊びにきていた
子パグにメロメロになってしまい、
事務所に上げて遊んでるだけならまだしも、
飼い主にだまって家につれてかえってきてしまう(!)
という事件が一度ならず発生しておりましたのです。

「かわいーやろー♡♡♡うちで飼おーかなー。」

「!!!!!」

家族にたしなめられ、しぶしぶ返しにいく父・・・

おとうちゃん、気持ちはわからんでもないけど、それは誘拐でっせ。




・・・ムスメとして、おとーちゃんを犯罪者にするわけにはいかないっ!!!

そうやっ!!おとーちゃんの今度の誕生日に、子パグを婿入りさせよう!!





というわけで、ワタクシ侍従2号の知り合いで、
動物園の飼育員をやっていたという人がおりましたので、
その方にかくかくしかじかと事情を説明し、

「バカでもいいから、ひとなつこくて、とにかく元気なパグの男の子を見つけてきてくれ。」

と、さがしてもらったのが、ぷーたろー氏でした。

ブリーダーさんちのたくさんの子パグのなかで、
いちばん人なつこく,よくあそぶ子だったそうです。

わたくしはその当時京都に住んでおりました。
1ヶ月ちょっとの子パグが段ボールに入れられうちにきたのは9月の半ば。
父の誕生日の10月中頃までのひと月を京都で過ごすことになりました。

3時間おきに仕事場からうちにもどり、氏にゴハンを差し上げ仕事に戻る(仕事場が近く、かつ比較的融通のきく職場でしたのですよ)
という生活がはじまりました。

片手で持てるくらいのほんとにちいさい赤ちゃんパグでしたが、
玄関でしゃんとおすわりしてワタクシの帰りを待っておりました。
帰るたびに力のかぎりに喜ぶ姿は、ほんとにかわいかったですよー。

全身全霊でゴハンをたべるのですが、
頭がおおきくてバランスがとれないのか、
後ろ足が浮いてしまうこともしばしば。
それでも平気でがむしゃらに食べ続けておりました。

食いっぷりは、当初から見事でしたなぁ。

そんなおり、
ポインターとセッターを飼っていた友人が、
ぷーたろー氏に会いにきてくれました。
満腹でグースカねている氏の寝顔をながめながら

「・・・・・”ぷー”なカオやなぁ・・・・・」

とのたまわれたのですよ。

”ぷーなカオ”て、、、どんなカオやねん、
あんたとこのポインターやらセッターやらとくらべたらあかんやろ。

いやね、たしかにぷーなカオといわれれば、ぷーなカオではありますわな。

しかし、そのとき、、、、
”ぷー”と呼ばれたことに、
そのちいさな子パグが反応した気がしたんですよ。

まー、そんならとりあえず、
大阪に正式に婿入りするまで、
”ぷー”にオトコらしく”たろー”をつけて、
”ぷーたろー”と呼ぼう。
(日本男子ですからね、元服前の幼名があってもいいじゃないですか)

そして、その子パグはすぐに、
自分の名前は「ぷーたろー」だということを
積極的になっとくしてしまったようなんですね。

「ぷ・・・」

というだけで、うれしそうに走りよってくるようになってしまいました。


あぁ、もうかえられへん・・・・


一月後、父の誕生日に大阪に婿入りしたそのときには
ぷーたろー氏的には、もうすでに自分はまごうことなく”ぷーたろー”だったのです。

そのころ、朝日新聞の夕刊に連載されていた、
「ペエスケ」という4コマ漫画に
「ガタピシ」という、もー、ほとんど主役なめちゃくちゃかわいい犬がでていたんでございますが、
父はその「ガタピシ」の大ファンで、
ほんとうは「ガタピシ」と命名したかったようなんですね。
しばらく粘っておりましたが、
ぷーたろー氏みずからによって、ムシされ続けたあげく、
却下されてしまいました。



そしてそのまま、
ぷーたろー氏は無事、”ぷーたろー”として今に至るのでございます。









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「ぼくはこれからどうなるん?」

知らないウチにつれてこられてこころもとないんでしょうか、
まだまだ緊張している様子のぷーたろー氏。












それがいまでは・・・・


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「おやつはー?」

緊張感のかけらもありませんぞな

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コメント

うわぁ。ぷーたろー氏、全然違う犬みたいですね!って、幼い頃も今も、違う味のあるお顔ですよ。ウンウン、ぷーたろー氏、今もかわいい♪うちも、10年半前は、まだフィルムカメラだったので、幼い頃の駄犬の写真があまりありません。フィルム代、現像代と、そんなやたらと写真は撮れませんでしたよね。それにしても…お父さん、誘拐は犯罪になります。(笑)

胸を熱くして 拝見しました。 そーです。 胸が熱くなって あまりの可愛さに 目頭さえも熱くなって・・ね。あぁ こんな小さかったんだぁと 当然のことながら 感動。ちっと なぜだか うるうるしてますの。いっぱい感想もあるんだけれど あり過ぎて どうしましょうの状態です。^^;誘拐犯になる事もなく 無事に今を迎えられている お父さんのおかげでぷーたろーくんは 今 侍従さんちの子なんですねぇ。写真今のように たくさんないですよねぇ。ウチも あまり 残ってません。いっぱい 撮って置けばよかった。その点 今の時代の子がうらやましいですがそれでも この写真はいいですねぇ。とっても表情が豊かで 可愛くて いい写真です。名前の由来が 想像とは違っていました。てっきり ムツゴローさん系かと 思ってましたがお友達の「ぷーなカオ」からだったんですね。ぷっ!(^^♪今のできあがったぷーたろーくんも ステキですからね!とっても なんかいい ほっこりの気持ちです。今後も ゆっくり いっぱい 聞かして下さいね。

老犬達の幼い頃は デジカメも携帯もなかったからどうしてもみんな写真が少ないですよね。ぷーたろー君 大きく大きく大〜きくなったね。幼い頃はスッキリ!だったけど いつの間にか首周りにお肉があふれてますねぇ〜。まさか 寄せて上げてじゃないわよね。^-^ 「ぷーたろー氏くろにくる」 楽しみにしてます。

ほんまにこのころは別犬のようでしょ。3ヶ月くらいすると今の面影になるんですが、このころはたぶん、ぷーたろー氏なりに気も張ってたんだと思います。ちっちゃかったですからねー。デジカメの無いころは写真はそう手軽なものではありませんでしたものね。今の子たちがうらやましいです。ですが、そのぶん、一枚一枚の重みも違うように感じます。>それにしても…>お父さん、誘拐は犯罪になります。(笑)ですよねー!!ほんま、家族みなあせりましたよっ。おかげでぷーたろー氏がウチにきたんですけどね。。。。

初めての写真が偶然ですが、モノクロだったんですよ。フィルムがたまたまあまってたんですね。このとき。これが私たちが知ってるぷーたろー氏のいちばん幼い写真です。ちいさかったんですよねぇ。ほんとに。忘れてましたけど。。。。いまとなっては氏の頭くらいの大きさの、ぼろ雑巾のようになってしまった初めてのぬいぐるみよりちいさかったですからね。ぷーさんのだいじなぬいぐるみも、きっとそういう思い出のおともだちですよね。まー、なんとうか、ウチの父の子パグ誘拐未遂がきっかけとなってぷーたろー氏が家族になったのですがこれには家族中あせりましたよ、マジで。こんなん、ネット上で公表していいんやろか・・・・と心配しつつも、書いちゃいましたよー。おとーちゃん。。。デジカメ世代にうまれた今の子がうらやましいと侍従1号もよく申しております。ほんとに、フィルム代と現像代ケチらんともっと撮っとけばよかったですねぇ。それにしても、”ぷーなカオ”ってねー。今思い出してもなんつー出鱈目な言い草!ちょっとづつですが、くろにくりますので、お付き合いくだされば幸いです。

かや乃の母さんとこも、そうですか。残ってる写真が今と比べて格段に少ないというのは老犬たちの共通のものですね。彼ら、彼女らもしっかり時代を背負ってますね。しかしほんと、いつの間にこんな首周りになったのか・・・気づかなかったなぁ・・・・写真を比べて愕然としました。何よりびっくりしたのは、しっぽの太さでした。やっぱ、しっぽ振り続けると、太くなるんですねぇ。あれは筋トレになってるんですねぇ・・・「ぷーたろー氏くろにくる」 ぼちぼちですが、続けてやります楽しみにしていてくださるとうれしいです!!

ぷーたろー様、侍従2号様、初めまして。ぱぐぱぐと申します。我が家にも11歳になるパグの女の子がおります。ぷーたろー氏くろにくるを見て、我が家に初めて来た日のことを思い出しました。「ぷーたろー氏くろにくる」楽しみにしてます。実は数年前に、ご隠居する前のぷーたろー氏のHPをちょくちょく覗かせていただいていました。しばらくネットから離れていたのですが、また最近始めて、あのときのパグちゃんは元気かな…とうろ覚えの単語で検索して、こちらのブログにたどり着きました。ぷーたろー氏のお元気な様子を拝見できとても嬉しかったです。また、訪問させていただきます。それでは、失礼いたします。

お父様、素敵なキャラされてますね♪さぞかしぷーたろー君をプレゼントされた時には喜ばれたことでしょうね〜赤ちゃんのぷーたろー君がお座りしてお帰りを待ってたなんて・・・いじらしいわ〜私も当時はデジカメなんてものは無く、殆ど写真など撮ってないのですよ。。さすがに子犬の時のはありますが5〜7歳くらいの時が極端に少ない!!ああーー後悔です。ワンコも自分が歩んできた犬生が顔に表れるものですね。今のぷーたろー君、いい顔してます!老犬って本当に可愛い!

ぱぐぱぐさん、はじめまして。11歳の女の子パグさんはお元気ですか。>実は数年前に、ご隠居する前のぷーたろー氏のHPをちょくちょく覗かせていただいて>いました。 おー、そうですか。それは「はじめましてではなく」、「ご無沙汰しておりました」ですね。またお会いできて,嬉しいです。ぷーたろー氏は現在は現役をしりぞいて、このような悠々自適な隠居生活を送っています。あのときの”ひしょ”も侍従1号として、ぷーたろー氏の幸せのために日々身を粉にして働いておりますですよ。これからも、ぼちぼち更新ですが、よろしくお願いします。

ウチのおとーちゃんは、知り合い程度でしたらいいキャラで愉しいかもしれませんが、身内となると、わらえません!冗談じゃないですよっ。ぷーたろー氏ははじめからそれはそれはキレイなおすわりが出来たんですよ。キレイにおすわりができると、とてもいいことがあったのでしょうね。武器です。武器。一人で知らないウチに来たちいさい子パグの唯一の武器。精一杯のおすわりだったと思います。うちも、5−7歳くらいのあたりの写真はいっそう少ないです。中途半端な時期なんですね。あー、もったいないことしたー。ホント,後悔します。それにしても、ちろくん、なんでそんなに幼いカオなのでしょう。13歳にはどうやってもみえませんよー。幼ガオの老犬って、かわいいし、雰囲気はあるし、そこにいるだけで幸せな気分になりそうですね。

こんにちは。以前、「ぷーたろーさんの若き日の写真が見たい。」とコメントさせて頂きましたが、本当に可愛ですね。いつも仕事の合間に見てるのですが、写真を見て何故か涙が出てきて、慌て目薬さしました。うちの子達が来た時を思いだします。特に最近梵のアゴ白髪が増えてきて、自分より先に年を取ってしまう姿が辛くてたまりません。だから、よけいに、ぷーたろーさんの小さな頃の写真と梵を重ねてしまいました。今度の写真、楽しみにしてます。

こんばんは。泣かせてしまいましたか、仕事中に!目薬があってよかったですね。侍従2号もぷーたろー氏のこの写真をホントに久しぶりに見て、胸があつくなりましたよ。はじめは、簡単に最初のこの写真を載せるだけにしようと思っていたのですが、そういえば、きっかけはこうだった、あのとき、こんなかおして、こんなことしてたな、ちいちゃかったなー、それからそれから、、、と、いろんなことがどどーっと押し寄せてきて、一度では終れないなとおもいました。それぞれのワンコと、その家族にそれぞれの思い出がありますよね。とくに、同じくらいの時代を同じようにがんばってきた子たちですから人ごとで済まないのはとうぜんかもしれません。ぼちぼちですが、ぷーたろー氏のいままでを写真とともに思い出したいと思います。ぷーたろー氏もマイペースですが、がんばっているようです。梵ちゃんも一緒にゆっくり時を重ねていきましょうね。

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